私のみた胡同私のみた胡同胡同〔フートン;Hu2Tong4〕 路地・小道・横道 (小学館 日中辞典より) つまり 北京の町並みを構成してる庶民の住宅街が立ち並ぶ路地のこと。 伝統的な民家や四合院もあり、明の時代から長く続いている。 でも この平屋住宅群である胡同も、再開発が進むにつれて、古き良き時代の姿を消しつつある。 私と胡同の出会いは、2001年の留学当初にさかのぼる。 そのとき初めてひとりで、北京の街をバスを使い、特に目的も持たずにぶらぶら散策した所で、ある意味とても思い出深い場所の一つである。 留学当初は日本人の友人ばかりと遊んでばかりいて なかなかひとりで外に出歩くことをしなかった私を ようやくひとり立ちできた私を 知っているあの胡同。 でも今は もう ない。 あの時はなくなるなんて思いもよらなかったのに。 その後、胡同がどんどん失われていく事を知って、自分の見た胡同を自分の中に残しておこうと決め、 2008年のオリンピック開催に向け加速する再開発の中でも、かろうじて残っているこれらの胡同を歩き回りながら、レンズに収めてみた。 |